先日、とある有名中学受験塾の先生とお話をする機会がありました。
塾の先生曰く、「中学受験のための勉強にはコツが必要」とのことでした。その「コツ」についての話の中で、納得のいくものと、そうでないものがあったんですね。頭の中を整理するために、話の内容と私の考えをまとめてみました。
中学受験はコツが必要
まず、中学受験で勉強をするときに圧倒的に足りないもの、それは時間です。教科書に書いてあることを隅から隅まで覚えるのはとても大変です。そして、学校によって試験の傾向も異なるため、その学校に合わせた勉強も必要になります。複数校を受験するとなれば、大変であることは言うまでもありませんね。
その塾の先生曰く、中学受験の試験問題では、ほとんどの場合、5年生から6年生で習ったことから出題されるとのこと。2年生から4年生で習ったことは、5,6年生の問題につながる基礎的な部分を中心的に80%程度理解しておけばいい。とにかくできるだけ早く6年生の単元まで終わらせまだ戻ってやればいいとの事でした。
暗記問題はどうでもいい?
ここからは聞いた話で納得がいかなかったことと、それについての私の考えです。
昨今では教育改革が進み、暗記をするだけの勉強から、思考力や問題解決のためのアプローチを身につける勉強が重要視されています。難関校でも文章力を重要視したり、考えて答えを出させるような問題が多く出題される傾向にあります。
そのため、「暗記の勉強はしなくてもいい。そんなの電卓があれば誰でもとける」とその塾の先生は仰っていました。
しかし、実際には傾向が変わってきているとはいえ、暗記しなければ解答できない問題だって出題されます。それに受験会場に電卓が持ち込めるとは限りません。もしかして中学受験でも電卓を持ち込める時代が来るのでしょうか。
それに、思考力だって何もインプットがないと生まれないはずです。暗記した情報が最低限あり、それを組み合わせて答えを出すことが思考力なのではないでしょうか?また問題解決のためのアプローチだって、その問題が一体どんなものかを暗記で得た情報から引っ張り出さなければいけません。
つまり私が何を言いたいかと言うと、「何もないところから何かが生まれることはない」「基礎があっての応用」ということです。例え暗記といわれようとも、基礎的はしっかりと
思うのですが、この考えは昭和なんでしょうか。
我が家での実践
その先生の話に100%納得できたわけではありませんが、コツが必要だということはわかりました。そこで我が家では、特に最レベの解き方として
「難しい問題を試してみて、できなかったら簡単な問題に手をつける」
といったことを始めました。そういった癖を普段から身につけておけば、いざ受験で解けない問題に突き当たっても、動揺することなく他の問題から解けると思います。