中学受験の社会に役立つ国内旅行先 

低学年のうちに旅行にいっておいたほうがいいと
先輩ママからいわれ、特に受験社会に役立つところにいけば
一石二鳥とのことで、色々調べてみました。
勉強はどうでもいいから一緒に旅行して思い出を作りたい。そう思っています。
今回は単なる観光地というわけではなく、中学受験の社会に役立つ国内旅行先です。
いい思い出を作るための観光地はまた別記事で。

テーマ別

遺跡

静岡県の登呂遺跡、環濠集落ならば佐賀県の吉野ヶ里遺跡、金印出土の福岡県志賀島

古墳

古墳時代は、やはり埼玉県の稲荷山古墳と大阪府の大山古墳

源平の合戦

兵庫県の一ノ谷の戦い→香川県の屋島の戦い→山口県の壇ノ浦の戦い

世界遺産

雪化粧の絶景白川郷

知床

場所別

京都、奈良、大阪の旅

飛鳥時代は、やはり聖徳太子の関係で大阪の四天王寺と奈良の法隆寺。伽藍配置といって塔と金堂の並び方など実物を見ておくのはたいへんよい。
 奈良時代は文字通り「奈良」の観光。教科書必出二大寺院の「平城京跡」「東大寺」「唐招提寺」京都は宇治平等院鳳凰堂」「金閣」「銀閣」
春日大社で鹿に鹿せんべい
あえて新幹線で行く。地図をみながら通る県名をチェック。
浜名湖、車窓から見えるYAMAHA(楽器、バイク)のロゴなどもチェック。
富士山が見えたら、そのふもとの工場の煙突にも注目
途中下車して静岡県の登呂遺跡はいけるのかな?あとで確認しないと、
京都、奈良、大阪は見るところが多すぎるからわけていったほうがいいかもしれない。

広島

原爆ドーム
平清盛 厳島神社
厳島神社は、単に世界遺産の建造物というだけでなく、潮の満ち引きについてや(夏の昼頃は干潮です)地球温暖化についてもいろいろ話を発展させていけるおいしい場所です。アナゴ丼も美味で
宮島
平清盛 厳島神社 をみるなら源氏の守護神鶴岡八幡宮もみるべきか?
ネットに載ってたたルートだと
1)石見銀山→(津和野)→(湯田温泉)→原爆ドーム&原爆資料館→厳島神社
()内はSLやまぐち号にどうしても乗りたいがための回り道
津和野などはSLの発車時刻までの時間つぶしにレンタルサイクルを借りて史跡を探してアチコチ走り回ったのが意外に楽しかったです。
考えていたより質素だった森鴎外の生家や江戸時代の武家屋敷が立ち並ぶ町並みもしっとり

三重県・滋賀県

浜名湖。伊勢志摩も行きました。松坂牛に伊勢えび堪能。
真珠島を見学。琵琶湖にもいけますかね。

北海道

個人的には五稜郭に行きたいが、受験ということでいうと
「根室市」「旭川市」「アイヌ民族資料館」「函館市」「知床」「北大」
根室市」は水産業の町、として検定教科書ではとりあげられています。教科書は、根室「を」教えるのが目的ではなく根室「で」日本の水産業を語る、という手法をとります。北海道有数の水揚げ量のある漁港です。
 また、ここからは北方領土が見えます。教科書にもこの記述がみられ、地図で北方領土がとりあげられています。北方4島、すべて漢字で位置も正しくおぼえてほしいですね。
②「旭川市」は沖縄県の生活との対比でとりあげられています。雪国の人々の生活「を」旭川市「で」説明しようとしています。雪に対するくふうが住宅の構造から説明されているのです。旭川の「雨温図」もおさえておきましょう。もちろん話題の旭山動物園への立ち寄りも楽しい。二月の雪祭りも教科書には紹介されています。
③「アイヌ民族資料館」は歴史分野の教科書ほぼすべてに掲載されているシャクシャインの像があるところ。新ひだか・静内にあります。江戸時代のシャクシャインの乱、明治新政府のアイヌの人々の対応など、教科書即応の展示がみられます。
④「函館市」では旧イギリス領事館が「開港記念館」に訪れてほしいところ。幕末、下田とともに開港された函館。当時は「箱館」と表記しました。鎖国から開国への舞台の一つ。むろん、五稜郭もみたいところ。五稜郭タワーから独特の形が見下ろせますが、実は五稜郭は検定教科書5冊の中で1冊もとりあげられていない「中学入試には出ない歴史」の代表例。高校入試や大学入試では頻出なのにね…
⑤「知床」は言わずと知れた2005年世界遺産登録地。この大自然をみれば入試もくそもなくなってしまうぐらいの圧倒感… ナショナルトラストもおこなわれた場所としてかつては教科書にも取り上げられていました。
 根室・知床など北海道西部では、根釧台地も有名。でも保護者のみなさんが習った根釧台地の「パイロットファーム」などはもはや時代おくれです。酪農の町としての別海などは「酪農」を知るということでは訪れてもよいところです。
⑥「北海道大学」の前身といってよいのが札幌農学校。教育者クラークの像なども検定教科書にとりあげられています。

秋田県 山形県

以下、某掲示板のコピペですみません。
「秋田県横手盆地」「山形県庄内平野」「山形県酒田市と西回り航路」
 「白神山地」(世界遺産・秋田県と青森県)
秋田県の横手盆地と庄内平野は、米どころ。
山形県の農業でも、秋田県と同様米作りの話が紹介されています。とくに循環型農業のことが庄内平野では行われています。
どちらも耕地整理・品種改良などに関することも教科書に書かれています。日本海側は気候の話は重要です。太平洋側の宮古市と日本海側の秋田市の雨温図の比較、日照時間の差が取り上げられて説明されています。
 ちなみに農家の統計的分類では、第1種・第2種というのは古い! とお思いの方が多いですが、教科書では「販売農家」と括られているものの、この古い分類は生きています。くわえて「自給農家」という言葉も使われるようになったことを忘れないほうがよいでしょう。
 このように入試の地理ネタ満載。秋田県・山形県の2つが北海道・沖縄県と同様によく出題される所以です。
山形県では酒田市が外せません。江戸時代に西回り航路の拠点の一つで、東北の米がここに集められて出荷されました。歴史の教科書には北海道・東北の産品を日本海回りで運んだ「北前船」が大きくとりあげられており、平成16年以降に関西の私立の入試で散見されたのも、やはり教科書に取り上げられたことが理由と推測できます。
 ところで、「奥の細道」の松尾芭蕉は?? 最上川と関係あありそうです
 平成16年以降の教科書からなんと松尾芭蕉が消えました… この有名人が、もし入試で出なくなっていたとしたら、やはり私立は検定教科書を逸脱した範囲で問題を作成できない、というしろくま予想の一部証明になりそうなのですが…
④ 白神山地。これは世界遺産。教科書以外で出題できるのは「時事問題」。世界遺産の話題はよく出題されますよね。日本の世界遺産めぐりだけでも有意義

佐賀県

佐賀県の吉野ケ里遺跡へ。土笛を作りに。南下して長崎県諫早市へ。
諫早湾干拓道路で海のギロチン見学。出島まで移動。

青森県

「青森県三内丸山遺跡」「青森県八戸市」「岩手県宮古市」「福島県野口英世記念館」
①「三内丸山遺跡」は注目です。現行教科書から縄文分野が削除されているにもかかわらず、縄文の代表遺跡としてすべての教科書に掲載されています。
②「八戸市」は八戸港です。ここは日本有数の漁港で、前から言うように八戸漁港「で」日本の水産業を語っています。いかの水揚げがたいへん多い漁港で、遠洋漁業の基地となっています。教科書は、ここで遠洋漁業と日本の現状をとりあげて200カイリ問題を説明しています。
③「宮古市」はやはり水産業の素材となっていますが、ここでは「養殖・栽培漁業」が説明されています。宮古市の「市の魚」がサケなのでそういう取り扱いをされているのかも知れません。とくに栽培漁業の方法などが細かく教科書では取り上げられており、その素材として宮古市が利用されています。またこのあたりからリアス式海岸のようすも目の当たりにできます。
④「野口英世記念館」はいうまでもなく野口英世の業績を記念してつくられたものです。すべての検定教科書にとりあげられている人物ですので、入試でも頻出人物です。ここを訪れて、是非、日本が世界に誇る偉人の業績をみてきてほしいところです。
 ちなみに、歴史では、会津若松の「白虎隊」なども有名ですが、検定教科書では戊辰戦争すら取り上げられていません。有名だが入試に出ないものの例として白虎隊

鎌倉・下田・浦賀

鎌倉は近いから自宅からすぐいけます
源氏の守り神、鶴岡八幡宮 平家の厳島神社と対比
北条時政などは皆無で、頼朝の妻政子、元寇時の北条時宗についても予習していくといいですね
 源平の合戦の地は検定教科書でとりあげられています。頼朝が伊豆で挙兵した石橋山の戦い… 伊豆だから静岡県、と関西の人は思いがちですが、ご存じのとおり、石橋山は神奈川県です。
戦いの場所は現在の何県か、という出題があるらしい。
 「下田と浦賀」ですが、下田は静岡県だけど、
「幕末の開国」のネタとしていっしょに説明するのが適当。
 浦賀はいうまでもなく横須賀市。浦賀「市」ではない。
市で間違うネタとしては、「博多市」博多は区で福岡市
「山陽新幹線の東京始発の終着点の駅は何市にありますか?」 という問いでと博多市と答える子がいるらしい。
 久里浜駅から車で10分くらいにペリー公園があります。「じょうきせんの碑」
勝海舟の咸臨丸の出港地も浦賀
「下田」了仙寺へ。「黒船美術館」「ペリー上陸記念館」など入試でおなじみの「開国」ネタが一気そろう。
「開国まちあるきマップ」というのがあるらいし。
色々と書いていたら行く場所が多くなってしまった。全部いってみたい。いけるのかな。