2020年から大学入試の方法ががらっと変わるそうです。うちの子たちにとって、大学入試はまだ先のこと。それでも「中学受験をするならば、大学までを見据えて、中学校選びをした方がいい」と先日、某塾の無料セミナーでアドバイスをされたので、大学受験がどう変わるか聞いてきたことをメモしておきたいと思います。
大きく変わる点① ペーパーテストだけではなくなる
センター試験が廃止され、「大学入学希望者学力評価テスト(仮)」というものが導入されます。今までは画一的なペーパーテストで学力が評価がされてきました。しかし今後は、様々な評価方法を組み合わせて、学力を総合的に判断することになるそうです。
肝心なその様々な評価方法というのは、面接、集団討論、小論文、学校での学習、活動成果になるそうです。今までは単に机に向かって勉強さえしていれば、試験を「攻略」することが可能でした。しかし、これからは個性が生み出した結果も評価につながることになりそうです。
思考力・判断力・表現力が問われる問題が出題されるようですが、随分抽象的ですね。記述式の問題が増えて、正解が1つじゃない問題が多くなるのでしょうね。
ペーパーテストは、マークシート方式だけではなく、記述式の問題も増えるでしょうし、正解が1つではない場合も出てきます。受験対策がますます難しくなるといっても過言ではないでしょう。
大きく変わる点② 英語の4技能化
今までのセンター試験の英語は、「読む」と「聞く」が中心でした。今後はそれに加え、「書く」「話す」ということも求められるようです。「英語を使って、何かができるようになるか」ということが、グローバルな社会ではより求められているからでしょうか。TOEICやTOEFL、ケンブリッジ検定のような民間試験での結果が評価されるとの事です。より実践的な英語力を求められることは間違いありません。
4技能化については、2018年2月に文春オンラインが「大学入試の英語“4技能化”は問題だらけ 英文学者が「史上最悪」という理由」という記事を書いていていました。また、4技能化に対して批判している本もあります。
大きく変わる点③ 1人1人試験問題が違う?
私が一番驚いたのはこれです。ICT化の波は、大学受験にまで届いているんですね。CBT(Computer Based Testing)というものになるそうです。
筆記ではなくコンピュータを利用して受験することになり、人によって、試験問題を変える事も可能なようです。
OECD(経済協力開発機構)が3年毎に15歳の技能と知識を測定するPISAという試験がありますね。近年では、「デジタル読解力」を求める問題も出題されています。さらにPISAによれば、日本の教育の場ではICTの利用率が低いとのこと。それを高めるためにも、グローバル化を促進するためにも、大学入学希望者学力評価テストでCBTが導入されるそうです。
勉強だけができればよかったセンター試験から、思考力、実践力が求められる試験へと変わるということのようです。対策としては、ただ塾に通わせるというだけではなく、自分の頭で考え、実行に移すせるような力を養うような習い事をするのがいいのかなと思いました。まだ少し先の試験なので、情報を集めつつ、見極めたいと思います。
海外の大学も視野に
10年後は日本の大学じゃなくて海外の大学に行く人が増え、当たり前になるんでしょうね。
ちょうどプレジデントオンラインで「東大合格者17人が海外大に進学した理由」という記事が掲載されていました。
海外の大学の視察ツアーも沢山あります。
中・高校生向けですが、
米国ワールドランキングトップ大学視察企画もありますし、6年生から行けるものとしては、
ハーバード大学&MIT(マサチューセッツ工科大学)体験プログラム9日間(小6~高校3年生対象)。
もう少し大きくなった11歳~17歳対象のプログラムには、
スイス・名門ボーディングスクール入学体験プログラム 10日間があります。
こちらはスタンフォード大学カリフォルニア州キャンパス
★5月21日追記
四谷大塚からこんなお知らせが届きました。
内容は
激変する子供の英語教育~何故2020年度から大学入試が変わるのか?その狙いは~
高校・中学・小学の英語にはどのように波及するのか?
自治体によって違う小学英語の先行実施を教科書を使って解説
これからの子供向け英語教育の3つのポイント 時期、方法
大変興味深いのですが、日程があわないので残念ですが、欠席です。