みなさんは思考力検定をご存知ですが?算数・数学の基礎的な能力と、算数・数学的思考を養うことを目的としたテスト検定だそうで、私は最近その存在を知りました。中学受験に有利という話も聞いたので、どんな検定なのかを調べてみました。
試験内容
知識を詰め込むこんだり、公式に当てはめて解くことで合格できるタイプの検定ではありません。
大きくまとめると、
①情報処理・推論(少ない情報から「正しい」と推論できる事柄を導き出すこと)
②空間把握
③命題(真偽が数学的理由で決まる文章や公式)
①を例に取ると、10級、9級では「いくつかの情報から必要な情報を選ぶ」といった程度の能力が求められます。しかし、一番難しい準2級や3級となると、「与えられた情報を組み立て、使いやすい情報へ構成する」や「過剰に与えられた条件の取捨選択」など、情報を処理する能力が求められます。
平たく言うと、問題解決をするための過程に必要な力を養う検定ということでしょう。
試験対策
涼介はパズル道場に通っているのですが、その経験が思考力検定にも活かせそうです。過去問はこんな感じです。
中学受験には有利か?
「中学受験に有利」とは言っても、2つのことが考えられますね。
1)思考力検定を取得すると、中学受験に有利か?
思考力検定を取得している人を対象に、入学試験において優遇措置を設けている中学校・高校もあります。2018年現在、その数は96校となります。
優遇措置とは言っても、学校によって思考力検定取得に対する扱いは違いますし、「○級以上」という制限もあります。
もし受験を希望する学校が優遇措置を設けている場合、他の受験者と差別化を測るために取得しておくのも、合格に近づくための1つの方法かもしれませんね。
また、今は採用する学校が多くなくても、今後増える可能性もあります。今のうちから思考力検定の勉強を始めておくのも、悪くはないかもしれません。
2)思考力を養うと、中学受験に有利か?
中学受験では、思考力を問うような問題が多く出題されますね。思考力検定の資格そのものが受験に役立たなくとも、養った思考力が入試の問題を解く際に役立つ可能性は、大いにありえますね。
まとめ
高度情報化社会では、情報を闇雲に集めるだけでは意味がありません。それよりも、得た情報を上手に処理することが必要になるでしょう。そういった世の中では、思考力検定で求められるような思考力が役立つかも?と思い、受験を決めました。
理沙と涼介は11月の受験を予定しています。受験したら試験内容や、結果をご報告したいと思います。
*9/21追記 11月の受験は見送りましたが、クイズとして解いています。なかなか面白いようです。思考力検定が面白い