★この記事は理沙が小2の頃に書いた記事です★
算数の基礎は社会に出てからも必要になります。そして、算数に必要な論理的な思考も、これからの世の中でますます重要になると考えられています。ところが、そんな大事な算数を苦手にしている子供はたくさんいます。うちの娘もその一人で、なんとか算数に興味を持ってもらえないかと書店を回っていたところ、苦手意識を取り除けそうな参考書をみつけました。今日はその参考書、「4コマで考える算数文章題」の感想についてお届けしたいと思います。
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4コマで考える算数文章題の特徴は?
名前の通り、算数の基礎的な知識を4コマ漫画で勉強することができます。漫画になっていることで、算数への苦手意識を持っている子供もとっつきやすいというのが、最大の特徴でしょう。
4コマのストーリーでは、主に日常で算数が必要になったときについて描かれています。そのことから、日常と結びつけて考えやすいようです。
また、そのストーリーでは、問題を解くのに必要な着眼点や、「最終的に何を求めるのか?」といった、問題を解くまでの過程を学ぶことに重きが置かれています。「どうすれば解決できるのか?」という思考を養うのに良さそうですし、ひょとすると、国語の文章問題を解くのが苦手な子の頭の体操にもなるかもしれません。
この算数文章題は2018年現在、小学校1年生向けから6年生向けまでの計6冊が発売されています。「5年生だけど算数の授業についていけないし、いまさら塾に通うのもちょっと…」という場合に、下の学年の本から始めるのもいいかもしれませんね。
ネット上での評判は?
まずは良い評判から。
・イラストがかわいい(日常品が擬人化されている)
・親が教えずに済む(親も子供もお互いにイライラしないので、勉強がはかどる)
・習っていない内容も一人で解けるようになる
・習慣づけのきっかけになる(始めるためのハードルが低い)
やはり、興味を持つためのきっかけ作りになるというのは大きいようですね。
続いて、良くない評判は?
・ドリル要素はないので、繰り返し解くのには向いていない
・余計な情報で集中力を欠いてしまう子供には不向き(マンガが邪魔)
あくまでも参考書で、問題数はそれほど多くありません。この4コマで考える算数文章題で知識を得て、ドリルで繰り返し解けば、テストや実践でも役立つ思考を養うことができそうです。
理沙は、「楽しい」といいながら解いていました。
算数への苦手意識がある子供が、とっつきやすく、楽しく、そしてスムースに学べるための漫画になっていると思います。ただネットで書いてある良くない評判はまさにその通りでコストパフォーマンスはよくありません。
算数が苦手で、基礎的な知識を養ってもらいたい場合にはおすすめです。