プログラミングを習い事にしてまで身につける必要があるかを考えてみた

プログラミング学習が空前のブームです。論理的思考や問題解決能力を養うことができるということで、幼少のうちから習わせるのがいいと言われています。私の友人にはプログラマーが多く、話を聞く機会がよくあります。そのため、おおよその仕事内容は理解しているつもりで、確かに将来のことも考えると、プログラミングができる方がいいとは思います。でも、習い事にしてまでプログラミングを学ぶ必要はあるのかは、少し疑問です。

プログラミングとプログラミング的思考は違うもの!

プログラムとは、コンピュータに情報処理を命令するための記述です。演劇や運動会などで使用される「プログラム」のように、進行についての計画が書かれたもの、というと少しはイメージをしやすくなるかもしれません。このコンピュータプログラムを作成することをプログラミングと言います。

一方、プログラミング的思考とは、プログラムを作成するのに必要な、物事を順序立てて考え、問題があればそれを紐解き、解決するための思考能力のことです。

つまりプログラミングは技術、プログラミング的思考は思考力を言うんですね。プログラミングはプログラミング的思考がなければ作成できませんが、プログラミング的思考はプログラミングをできなくても問題ありません。

習い事にするまでプログラミングを学ぶ必要はある?

結論から言えば、私はないと思っています。そもそもプログラミング学習が注目されている理由の1つに、人口減少があると思います。日本の企業はどこも人材不足に嘆いています。もはや大人数で集まる余裕はなく、少ない人数であっても、効率よく思考し、問題解決をすることが求められています。

それを考えると、本当に必要なのはコンピュータのプログラミングではないと思ったからです。

2ちゃんねるの開設者として有名なひろゆきさんはYouTubeで、小学校の低学年からプログラミングを学ぶのは、目の健康のためにも良くないから、まずはプログラミング的思考力を養うことから始めた方がいいと言う旨のことを言っていました。(プログラムを作成したいなら、高学年になってからでもいいということも言っていました)

プログラミングを学ぶことが悪いことだとは思いません。しかし、健康を害してまで必要なことではないですね。

ボードゲームでプログラミング的思考を養うことができる

コンピュータのプログラムを作成せずとも、ボードゲームでプログラミング的思考力を養うことができると言われています。ボードゲームカフェなるものがあるようです。サービスはお店によってまちまちですが、一緒に行った人や、偶然そのお店で出会った不特定多数の人と一緒にボードゲームを楽しめるというものです。

簡単なものから上級者向けの難しいもの、世界中から集められた珍しいボードゲームを扱うお店もあるそうです。いろんな人とプレイをすることで刺激にもなりそうですし、楽しく遊びながら思考力を養えれば、一石二鳥ですね!

本当に必要なのはプログラミングという技術か、それともプログラム的思考という思考力なのかで、何を学ぶか、どう学ぶかが異なります。私は子供たちに思考力を養って欲しいと思っているので、習い事にしてまでプログラミングを勉強する必要はないと考えています。